神樹の館

 一言で表すなら、インテリ館ゲーである。


●謎めく山奥の洋館にて繰り広げられる不可解な物語。いわゆるゴシックホラー(……と言っていいのか?)で、和洋折衷の怪奇が展開される。

●「館もの」としてのお約束は完璧。謎のメイド、謎の双子、謎の主人――いかにも怪しい住人たちに加え、館それ自体が怪奇現象の巣窟。いかに美女たちが住んでいようと長居したくはないが……残念、外は雨だ!(大雨、長雨に足止めされるのもクローズド・サークルのお約束)

●テキストは完全に三人称視点。現在では普通に使われることのない言い回しと、死語も同然な単語のオンパレードが特徴。それこそ明治時代にでも書かれたような。辞書の用意を推奨。

●すこぶるマニアックであり、濡れ場の描写も昔の官能小説を思わせる。人を選ぶという点では毎度の田中ロミオ作品(シナリオ執筆は複数なので少し語弊あり。本ではないけれど「共著」と呼ぶのがしっくりくる)。

●ギャグは皆無に近く、全編を通してシリアスに徹している。笑いがあるとすれば「マニアックすぎて笑えた」が最もありそう。

●シナリオが際立つものの、それ以外の素材も総じて高レベル。主題歌「籠の鳥の孤独」を歌うのはいとうかなこさん。ニトロプラス以外の18禁ゲームで歌われるのは珍しいような、そうでもないような。

●環境によっては音声が途中で途切れる不具合が発生。かつては公式サイトから修正プログラムをダウンロードできた。今はどうすればいいのだろうか……?


 ――備考。

●今作がデビュー作となったMeteorは一度解散、その後は所属スタッフが新規ブランドCometを立ち上げたり、有限会社シルバーバレットのブランドとして再始動したりと(これはMeteorとして)……やけに迷走している印象があった。再始動後のサイトから修正プログラムはダウンロードできない。

●デビュー作でブランドイメージが固定されることはよくあるものの、以降のMeteorは萌え系ばかりをリリースしたため、デビュー作とは正反対の方向でイメージが固まるという珍しいことになった。今の萌え路線でファンになったユーザーが、一作目からプレイしようとしたら面食らうのでは。あなたといちゃいちゃしてくれるはずもなし。

●「月刊メガストア」にて完全収録されたタイトルの一つ。ダウンロード販売もされているため意外と手は出しやすい。右手にマウスを、左手に辞書を。


 推奨度――A。
プロフィール

Author:わたげor火山
多忙で放置しがちになってしまったブログです。久々にエロゲーやりたい。

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