最果てのイマ

 一言で表すなら、孤独の神に捧ぐ物語(→投擲。対神対識高次病原概念)である。


●『CROSS†CHANNEL』の田中ロミオさんがシナリオを担当したジュブナイルADV。『C†C』を思わせる表現・描写が多く、二作合わせて比較などするのも一興。

●特徴的な試みが多数あるゲーム。システム面で代表されるのは、テキストをクリックすることで関連シーンやデータが呼び出される「リンクテキスト」。各ヒロインのルート分岐はクリックの有無で決定される。

●『C†C』同様、典型的な「ループもの」の体裁となっている。二周目はリンクテキストが追加されたり、新たな補足が加えられたりしているため、文字色で既読か未読かを判断し、見逃さないようにしたい。

●芸の細かさが目立つ。例えばオープニングムービー。三パターンあって微妙な差異が目を引く。特筆すべきは起動時のメッセージ。作品イメージをブチ壊す悪ノリでしかないと思っていたら……!

●何かと高水準にあるゲームで、高いのはテーマ性も同様。個や倫理など――総じて「人の在り方」に収束されるのか。

●あまりにも「配列」が難解すぎ、一度のプレイで読み解くのは不可能に近い。ブログの解説なども理解に難しい点が多く、おまけにプレイ時間も長め。総じて人を選ぶ作品。

●「千々に撒かれたパズルのピース」を、本来の形へと構成し直す。ピースは置かれるべき場所が明確な場合もあれば、想像力を頼りに手探りで考察しなければならない場合もある。ミステリー用語で言う「叙述トリック」、無数のミスリードに翻弄されながらも。……どんなエロゲーだよ。

●つまるところ、簡潔かつ抽象的に言ってしまえば「人とピースの在り方を考えるパズルゲーム」。……本当どんなエロゲーだよ。


 ――備考。

●声のない旧版から二年後、フルボイス版も発売された。そのパッケージ版はロットアップしているものの、安価でプレイできるダウンロード販売あり。

●逆に言えば、ロットアップしているパッケージ版を買おうとすれば少し割高になることを覚悟しないといけない。以下の抜粋のよーに。

「さあ戦いだ」

 携帯を取り出す。

「……争いが避けられないなら、仕方ないね」

「調整に調整を重ねたこのデッキで仕留めてやる」

「僕のパーミッションデッキに適うものか」

 二人は対戦型のカードゲームを遊ぼうとしている。

「……夜に調整開始したら三時になっていたという、究極のバランスを成立させたシロモノだ」

「あるよね、そういうこと」
「その無駄な努力を叩き潰すのが心地よい」

「……この間とは一味違うぜ……
 損壊のシングル買い三枚でな……」

「金の力にだって負けるものか」

「金こそ力、そして力こそ正義だ!」

 金の力が正義なのはカードゲームに限らない!(……本当どんなエロゲーだよ!)


 推奨度――S。


ザウスオフィシャルサイト
プロフィール

わたげor火山

Author:わたげor火山
多忙で放置しがちになってしまったブログです。久々にエロゲーやりたい。

リンクについて。
乳首シールことニプレスについて。

最新記事
カテゴリ
検索フォーム
好きな作品など
























美少女ゲーム売り上げランキング



ダイレクト特集ページ用バナー(ダウンロード版)










対魔忍アサギ~決戦アリーナ~ オンラインゲーム 蒼の彼方のフォーリズム ダウンロード販売