おたく☆まっしぐら/最果てへ☆まっしぐら

 一言で表すなら、最悪の抜きゲーである。


●シナリオや音声データの抜け、フラグ破綻、強制終了……。あらゆる不具合を網羅した、究極級のバグゲー。まるで慈悲深い聖母のように、全てのバグを内包するその包容力(褒めてない)は、どこに出しても恥ずかしい「地雷」の典型。

●公式サイトで「アップデートファイルver1.02」の修正パッチを当てれば、全ヒロインのエンディングを見ることができるようにはなる……が、そこに至るまでのシナリオがごっそりと抜け落ちていたりするので、あくまで形だけ。事実上、不完全なままで帰結してしまった作品。あまりの改善されないバグゲーゆえに、ユーザーが有志で作った変換プログラムまで存在するのは特筆に値する。それが「最果てへ☆まっしぐら」。

●「おたく☆まっしぐらwiki」内の「最果てへ☆まっしぐら」いわく、

完全移植ではありません
データの解析結果から各キャラシナリオルートをつなぎ合わせ、
シナリオを純粋に楽しめるようにしたものです
従ってSLG部分はすべてカットされています
また製品内のデータ自体が歯抜けの為、フルボイスにはなりませんし、
シナリオも所々抜けています。銀時計○った。

 となっており不完全には違いない。それでも製品板よりはマシ。毎日のようにバージョンアップが図られていたそれは、今では快適なシステム環境を有し、CG・SOUNDモードも実装。ショップ購入時の特典ドラマCDまで聴けるようになった。

●ステータス制のシステムを採用したゲーム。ある分野のパラメータを高めれば、その分野のオタクであるヒロインとの関係も深まる。それにより各シナリオへと進む。

●ヒロインは、福山美月・奥井朝美・陽籐麗南・景山瑛・高透涼香・佐々木操・櫛田綺羅の七人。名前はアニメソングで有名な歌手のパロディになっている(ヒロイン以外の登場人物もパロディ系ばかり)。自分の場合、美月・朝美・麗南・瑛の四人は通常プレイ(ver1.02)、他の三人は「最果て」と分けた。

●メインヒロインの美月シナリオは、それだけプレイすれば普通。しかし実際には、世界設定を明かしつつも違和感がないままに隠している玄人構成。また朝美と麗南のシナリオは「アキバ系恋愛SLG」を地で行く。コスプレとフィギュア(ガレージキット)、それぞれの世界を堪能できる脚本。

●瑛シナリオは、全ヒロインで最後のプレイが推奨されるかもしれない。美月シナリオのカウンター的な位置にある。独特な「田中ロミオ色が強い世界観」が好みであれば、このシナリオが一番かと。ただのアキバ系ゲームでは終わらない。――ここまでは問題なく楽しめる。残りがひどい。

●まずガンオタにしてサバゲーマニアの涼香。声優の好演により、嘘臭いカンサイ弁が逆にいい味を出している。が、その声が途中から抜ける。次にゲーマー操。生粋のゲーマーである彼女のシナリオは、とりわけ感情移入しやすいのではと思われる。対戦ゲームに全てを賭けたり、ネットゲームにハマって廃人になる姿は、とても他人事ではない……。が、起承転結の「転」の極み……一番のヤマ場のシナリオが抜けている。

●最後に、隠れ同人作家の綺羅。内気な性格で眼鏡に巨乳と、これでもかとパターン的な萌え記号を付加されている。いかにもなオタクオーラ全開で、別名「歩くカミングアウト」。されど作中での呼称はない。呼ばれることがあったのかもしれない。起承転結の「承」と「転」……要するに、ほとんどのシナリオが抜けているので不明。……もう誤字脱字などは不具合とも呼べない。素材データ自体が欠損だらけという救えなさに比べれば。なお各種素材(絵や音楽)のバリエーションも明らかに足りない。質も量も論外だッ!


 ――備考。

●ギャグに特化しながらも、それだけではなく各種ギミックが利いたシナリオは面白かった。……けれどバグが致命的すぎて、ゲーム全体の完成度では最低評価にしかならない。自分はシナリオライターのファンだからこそ、その抜けが耐えられなかった。銀時計は金を返せ!


 推奨度――D。


プロフィール

Author:わたげor火山
多忙で放置しがちになってしまったブログです。久々にエロゲーやりたい。

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