Forest

 一言で表すなら、嘘屋さんでいっちゃん高くてムッズーイ新宿ゲーである。


●公式サイトのStoryが好き。

ビルの谷間に、路地裏に、地下道に……町並に焦点を重ね[森]は出現する。
それは一切の常識が通用しない、禁断の領域。
誰にも理解されず、救われることもなく、孤独で絶望的な戦いを彼らは続ける。
[森]が否応なく課す[リドル]に、獲得する超能力[ギフト]で対抗する。
失敗は、彼らが何より恐れる「新宿からの追放」を意味していた――――。

 この「誰にも理解されず、救われることもなく、孤独で絶望的な戦いを彼らは続ける」――五人で挑んでいるのに孤独な戦いというのが。一部はオープニングムービーにも使われている。

●リドルが開始されると同時に、新宿は「ガーデン」と呼ばれる異空間へと変容する。現実の街と、童話の世界が融合したその空間では、あらゆる常識が通用しない。対抗する手段は、それぞれが特性を有する多種多様なギフト。主人公たちは直面する理不尽な展開から、その解決方法を模索していく。

●極めて異質かつ独特な物語。『不思議の国のアリス』を大本に、幾多の著名な児童文学が「元ネタ」となる。リドルを攻略するには、その展開より元ネタを推測し、出典に従い状況に即した行動を選択しなくてはいけない。

●有名な作品ばかりではなく、比較的マイナーな物語もあるため、プレイヤーを置き去りにしがちな傾向も強い。ただ出典元を知らずとも最低限の説明はされる。あまり心配する必要もない……か?

●描かれるのは、個々に悩みを抱えた主人公たちが、それに立ち向かい成長していく姿。非常にテーマ性が高く、哲学的な問題を討論するシーンも多い。物語とは何か? 永遠は実在するのか? そんな答えのない問い。語り手と聞き手とが、相互に紡ぎ上げていく物語。

●通常、画面下部に表示されるテキストとボイスは合一のもの。しかし『Forest』ではテキストとボイスが合わず、また交錯し、多くの言葉遊びでプレイヤーを困惑させる。作品の不思議空間を独創的に彩る演出は必見。

●プレイ時間は短め。言の葉として表示される、いくつかのショートストーリーを選択していく流れとなっている。選択肢は一部のリドルを除き少ないものの、その攻略性は意外と高い。つまりムッズーイ。

●第一に特筆すべきはシナリオとして、作品とマッチした幻想的なグラフィックにBGM、声優陣の熱演も見事だった。普通のゲームでは要求されないような演技が山ほどあり、声優ファンには特に推奨度が高い。

●システム面での不具合はないが、オートモードはなし。また立ち絵で、服装が違っているシーンが何点か散見された。他に難点は……、……意外となかった。まあ「都知事」は不要だったのではと思う。現実の都知事も不要だけど。メーカーの恒例キャラクターであろうとも存在意義が感じられず、この役回りをこなせるのであれば誰でも同じだった気がする。現実の都知事も同じだけど。


 ――備考。

●本編とは無関係なところで疑問だったのは、公式サイトにある「開発中の画面です」のサンプル画像が、なぜかことごとく使われていないこと。新宿でいっちゃん安くてマッズーイ牛丼屋さんの答えを知りたい。なお『Forest』パッケージ版はロットアップしておりプレミア価格。つまり高い。


 推奨度――S。


プロフィール

Author:わたげor火山
多忙で放置しがちになってしまったブログです。久々にエロゲーやりたい。

リンクについて。
乳首シールことニプレスについて。

最新記事
カテゴリ
検索フォーム
好きな作品など
























美少女ゲーム売り上げランキング



ダイレクト特集ページ用バナー(ダウンロード版)










対魔忍アサギ~決戦アリーナ~ オンラインゲーム 蒼の彼方のフォーリズム ダウンロード販売