雪影 -setsuei-

 一言で表すなら、「安玖深音ボイスのお姉ちゃんとアマアマにイチャイチャとかエロエロとかしたいんだよ!」という、どうしようもない願望に応える作品である。


●基本的には超シスコンの主人公と超ブラコンの姉が織り成すアマアマな物語。年を重ねるごとに、美しい姉への傾倒ぶりが目も当てられないレベルになっていく主人公に注目。

●「義姉ノスタルジックアドベンチャー」の看板に偽りなく、本当の意味でヒロインと呼べるのは姉だけ。同年齢のサブヒロインも一人。各エンディングに派生するルート分岐は五つ。一つのエンディングを迎えることで新たな選択肢が出現するオーソドックスなタイプとなっている。最初と最終シナリオは固定。

●ヒロインの少なさに物足りなさを覚えるかもしれない。そこは道を歩きながら↓のようなことを考える主人公なので……。

 姉さんに比べたら、同級生の女子なんて大根やカボチャと同じで、異性として意識するのもはばかられる。

 この子、病気なんです!

●十年もの年月を経て描かれるノスタルジックなシナリオ。小説寄りの文体でありながら、ゲームテキストとして読みにくいということもなかった。それなりに濡れ場も多いのは弟くん大活躍。

●全体的に地味。広く賞賛されるような派手な要素は何もない。それは物語の空気感そのものでもある。斬新で衝撃的なヒット作を「都会」とするなら、あらゆる意味で「田舎」。田舎ならではの魅力に満ちた作品。

●特筆すべき点が、一つのミスリード。誰もが想起するお約束設定のパターンを逆手に取った、ただ一つだけ用意されたミスリード。そのギミックを物語の柱として、他はオーソドックスに、しかし丁寧に。楽曲もいい。とりわけオープニングテーマ「雪催い」のサビ部分が好き。

●ゲームの性質上、周回しながら既読スキップを多用することになる。そのスキップ機能に難あり。文が少し違うだけなのに、シーンのブロックごとスキップが停止してしまう(あるいは完全に既読で、単純にフラグの問題?)。シナリオライターの筆力は評価できるものの、重要性の低い日常シーンを何度も見なくてはいけないのはネック。

●自分は気にしないほうなので、よくわからないけれど……グラフィックの評判はよろしくない。確かにクオリティは安定していなかったように思うし絵柄も古い。されど絵柄の古さに関しては、逆にあまり新しくても作品とマッチしないのではあるまいか。


 ――備考。

●「禁忌」をテーマに、すっきりまとめた良作という印象。同じく田中ロミオ企画作品である『ユメミルクスリ』のような目新しさ、派手さはない(アレを派手と評していいのか?)。二作を比較すれば、まさしく都会と田舎。……まあ弟くんは夢を見すぎだがね!

●裸も見すぎだよな弟くんは……。「不注意で姉の裸体を見てしまった」というシチュエーション多すぎ。代われ。


 推奨度――B。


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多忙で放置しがちになってしまったブログです。久々にエロゲーやりたい。

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