カルタグラ~ツキ狂イノ病~

 一言で表すなら、カルタである。


●Innocent Greyのデビュー作。ジャンルは「和風サイコミステリィADV」。デビュー作でこの路線はMOON STONEの『あした出逢った少女』を想起した。

●『あししょ』とは異なり、推理ものとして王道。終戦から六年後の上野を舞台にした連続猟奇殺人事件と、失踪した良家息女の謎。二つの事件が複雑に交錯した物語は……正直なところ先が読める。

●それでも楽しめた。逆に意気込んで推測は正しいのかと読み進める気に。犯人も上月和菜パターン・上月由良パターン・綾崎楼子パターンと三つ想定していたほど。いかに男性陣が怪しかろうが何を言おうが「妄執と狂気に至る愛」である以上、女性陣が全員潔白という可能性は皆無!(同性愛だったら「このホモゲーが!」と放り投げていた)

●恋人の関係となれるエンディングが存在するのは二人のみ。メインルートは和菜がヒロインで、その他の扱いは数段落ちる。……個人的には和菜より、雪白(遊郭)の雨雀姐さんや凛のほうが好みだった。凛は濡れ場も最多。

●妹と親友に活躍の場を全て持っていかれる高城秋五が情けない。顔が前髪で隠されているため見た目も地味ときた。「なぜモテるのか謎の主人公」の典型と言える。これもミステリィ。

●シナリオ・グラフィック・サウンドと総じて高水準。システム環境も十分で、廉価版ならコストパフォーマンスも高い。ネックとなりそうなのは物語のみ。『あししょ』ほどではないにしても、やはり人を選ぶ。


 ――備考。

●杉菜水姫さんの絵は文句なしに美麗。性的な実用性は……どうだろう? 綺麗すぎると使いにくいという人いるしな。ところで副題を最初「イキ狂イノ病」と見誤ったのは自分だけではないはず。

●カルタグラとは「魂の苦悩」の意であるらしい。語感もセンスもいいなと感心していたら……PS2移植版の題が『カルタグラ~魂ノ苦悩~』。そのままだった。なお移植版が発売されたのはオリジナル版と同年で、かなり速い。さすがカルタはスピード勝負。

●本編プレイ前にファンディスクをやる人は少数派と思われるが、どんなものか気になって公式サイトでも軽くチェックしようと考える人はそれなりに多そう。――しかしそれは愚考にして愚行。『和み匣』はキャラクター紹介からネタバレの嵐なので要注意。一人目の時点で「事件の影の首謀者」などと書かれているのは正気を疑う。

●『殻ノ少女』にも今作のキャラクターが何名か登場している。今まとめてプレイするならプレミアムボックスの「PARANOIA」推奨。大抵の場合は廉価版との二択になるか。


 推奨度――B。


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Author:わたげor火山
多忙で放置しがちになってしまったブログです。久々にエロゲーやりたい。

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