俺たちに翼はない

 一言で表すなら、俺たちに翼はないこともないんじゃないかなあ、っていう物語である。


ストーリーには「それはきっと何処にでもある、ありふれた物語。」と記されており、確かに一見すれば普通の萌えゲー。実際は根本的な部分に狂気を隠し、おまけにヤク中も多いクレイジーな内容となっているからタチが悪い。

●発売延期が相次いだことで有名。本編の半年前にリリースされた『Prelude』から日野英里子の声が変更されている。延期がなければ、声優が病気で療養となる前に発売できていたものを……。なお主人公を含めフルボイス。豪華声優から声優でない人まで多彩。LR2001は卑怯!(ボイスは必聴)

●群集劇に近い構成。主人公が「羽田鷹志」(前編)→「千歳鷲介」(前編)→「成田隼人」(前編)→「伊丹伽楼羅」→「羽田鷹志」(前編)と移り変わる。鷹志の前編が二つあるのはこれで正しい。

●最初の三つの章で最も好感度を上げたヒロインのいる後編に進み、三人のヒロインを攻略することで最終章がプレイ可能となる。このシナリオのヒロインは妹の羽田小鳩。アニメ最終話では大鳩。

●かなりのキャラクター数を誇る。エキセントリックな面々がやけに多いのは隼人編のせい。主要人物の大半は鳥に由来する名となっていて、主人公たちの姓は空港(羽田空港・新千歳空港・成田国際空港・伊丹空港)と面白い命名。

●システムが充実しており、特にシーンスキップ機能は便利。森林彬さんの粗筋テキストがわかりやすく、シーンの登場人物まで表示されるため一目瞭然。題にもセンスを感じた。

●楽曲もセンスがいい。それぞれ歌い手が異なる六つのボーカル曲に加え、BGMの一つ一つまで素晴らしい。例を挙げると濡れ場にて流れる優しげなピアノソロ――曲名「なんかラブホの有線とかで流れてそうな曲」。げらげらげらだ!(by俺たちのハリュー)

●しかし最もセンスを強く感じさせるのは、やはり王雀孫さんの脚本。西又葵さんは絵よりも作詞センスのほうが個人的に好き。「腐れぬんこおおおぉぉぉ――っ!!」→アレックス3の流れはご両人の狂気センスが融合した結果。


 ――備考。

●軽部狩男の「たわけが! 移植前提でポルノが作れるかッ!」は至言だが、それでいて後に全年齢版(十五歳以上推奨ではある)を作るのがNavel。「攻略できないのはバグ」とさえ言われた香田亜衣がヒロインに昇格を果たす。また本編のスピンオフ作品『AfterStory』も出ている。こちらはポルノなので狩男も納得。

●テレビアニメ版は長大な原作を1クールアニメとして大胆に再構成した内容。原作を知っていればこそ楽しめる。とりわけ七話は原作者が脚本を担当していることもあってカオス極まる展開に。ファンは必見。


 推奨度――A。


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