キラ☆キラ

 一言で表すなら、「本当にクソッタレな傑作でした。堪能しました。ファック」である。


●主人公・前島鹿之助は、アルバイト先で椎野きらりという少女と出会う。彼らが所属する「第二文芸部」は廃部が決定していた。最後の晴れ舞台となる、文化祭の出し物をどうするか? 二人は同部に所属する石動千絵、樫原紗理奈と組んでパンクバンドを結成することになる。――文化祭ライブまでを描いたのが「Chapter 1」。

●ライブの模様はインターネットで配信され話題になり、地方のライブハウスから出演依頼が舞い込む。受験は間近、家族が反対している……それは理解しつつも、今の彼らはノーフューチャーの精神を身に付けたロックンローラー。学園生活最後の夏休み、オンボロワゴンに乗り込んで、長い旅に出発してしまうのだった。――このライブツアーの旅を中心に描いているのが「Chapter 2」。

●ヒロインたちの固有シナリオが「Chapter 3」。夏休みの旅が終わるまではロック中心で、それ以降はルートによりけり。最も旅が長くなるシナリオは紗理奈。同時に最もロックから離れるのも紗理奈。作中そんな設定はないのに「ビッチ」呼ばわりされる子。

●瀬戸口廉也節、炸裂。人間の狂気を描いた作品ばかりのライターが、まさかの「青春恋愛ロックンロールノベル」。合わないのではと思っていたのは杞憂だった。得意分野(狂気とか幻覚とか自殺とか遺書とか宗教色とか)も健在。

●三人のヒロイン中、きらりだけエンディングが二つある。他のルートを終えることで追加される第二の結末が、いわゆるグランドエンディングなのだとは思うけれど……察するにメインシナリオは最初。これだけ「Chapter 4」があり、何よりもライターの得意分野が際立つ。ファンにとっては反則級。

●脚本以外も高水準で、原画家に『グリーングリーン』などで知られる片倉真二さんを起用。しかし特筆すべきは楽曲。プロデューサー自身がバンドマンであるため力の入れようが違う。作中に登場するバンド名義で実際にCDをリリースし、バンドの公式サイトも存在するほど。


 ――備考。

●ヒロインは三人とも家庭環境に問題があり、例外なく実の父親に比重が置かれている。脚本家の別作品――『CARNIVAL』も『SWAN SONG』も、なぜか決まって家庭環境、とりわけ父親が大問題だった。離婚なんざ当たり前、娘に手を出したり自殺したりとタチが悪すぎる瀬戸口ファザー。

●パッケージに記されている動作環境、当然のように「ボーカルソング10曲」の記載があるのは笑ったものだが……甘かった。移植版ではノーフューチャー絶好調の所業「全曲完全新曲」をやらかす。本当にバカだな!(褒め言葉)

●歌に力を入れている点、ファンディスクや続編の存在など、先に紹介した『輝光翼戦記 天空のユミナ』とは近しい部分も多い。楽曲への異常な傾倒ぶりでは上か(普通勝てない)。移植版の発売は『天空のユミナ』リリースの翌月だった。

●インターネットラジオ「Radio d2b」も配信されていた。なお「キラ☆キラ」という全く同名のラジオ番組がある。こちらは一般にも有名なので、さすがに知名度では劣る(普通勝てない)。


 推奨度――S。


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Author:わたげor火山
多忙で放置しがちになってしまったブログです。久々にエロゲーやりたい。

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