スマガ★StarMineGirl

 一言で表すなら、バッドエンド? 「バルスッッ!!」である。


●何回バッドエンドを迎えようとも人生をリベンジする少年の物語。特別な力など何も持たず、手に入れたとしても少女の夢のようなもの。万に一つもありえないハッピーエンドを、本当に万回でも試し続ける。

●ご都合主義と笑われるような、まずありえない結末であろうとも、それを目指して走る「人生リベンジADV」。あらゆる選択肢を総当りしていく長大な挑戦。ADVだからこその手法は高く評価したい。

●脚本は十分すぎるほどのボリュームで、ルート数も九つと多め。名前が少し面白い。

「SHE MAY GO」。
「SAD MAD GOOD-BYE」。
「SHOOT THE MIRACLE GOAL」。
「SARABA MITSU GETSU」。
「SWEET MEMORY GOES ON」。
「SAKURA MAU GAKUEN」。
「SUPER MIND GAME」。
「SEE THE MAGICAL GOLD-STAR」。
「STAR MINE GIRL」。

 それぞれ頭文字が「S」「M」「G」と作品名を表している。主なヒロインとなる魔女たちも、個々の頭文字に対応する「スピカ」「ミラ」「ガーネット」の三人。

●大槻ケンヂさんの「あくびの戦士がふぁー」を筆頭に、物語を盛り上げる楽曲の数々も魅力的ながら……一番の魅力は、やはりうんこマン(仮)。愛する少女たちが幸せになる究極のハッピーエンドを追い求め、ここまで前向きに死にまくる主人公は前代未聞。ご都合主義の結末が嫌いな自分であっても、彼のスタンスは評価しないわけにいかない。

●「SUPER MIND GAME」などは何千回死んでもハッピーエンドに挑み続ける。選択肢の「危険を受け入れる」から「諦めない」八連続は、まさしくスーパーマインドゲームの名に恥じない展開。なのに死亡数トップはまた別のルートだから恐ろしい。一般人でありながら、その死を恐れないスーパーマインドはヒーローそのもの。――これは英雄の物語である。

●ボイス全体の約四割が主人公。なのに一周目は声がない仕様。シナリオ構造上の問題と理解できるものの……少々もったいない。ただでさえ長大なゲーム、一人の声を聴くためだけに同じシーンを再プレイするのは厳しく、現に自分も断腸の思いで飛ばしてしまった。英雄のお声を!

●細かな演出効果の数々、その一つを取ってみても個性に満ちている。初回起動時からしてインパクト大。早々に謎の台詞が流れ、よくわからない質問を受ける始末。バリエーション豊富な終了メッセージは合計で三十六種類を数える。


 ――備考。

●ニトロプラス作品では珍しく悪人が存在しない。一見すると普通の萌え系に見えなくもない点でも異彩を放つが、以降『アザナエル』『ソニコミ』とリリースされたことで珍しくもなくなった。恐るべき津路参汰パワー。

●修正ファイルが出ているので、プレイ前に適用させておきたい。……しかし。これでも修正されない最後の濡れ場で露見するバグの存在が虚淵玄さんより指摘されている。

●マップ移動型ADVのファンディスク『スマガスペシャル』は、一日がループし続ける閉ざされたセカイにて、人生リベンジをリベンジする特別編。ハッピーエンドなんて、いらない。迎えるのはバッドエンドか、そもそも結末が存在するのか……?


 推奨度――A。


プロフィール

Author:わたげor火山
多忙で放置しがちになってしまったブログです。久々にエロゲーやりたい。

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