仏蘭西少女 ~Une fille blanche~

 一言で表すなら、御義兄様おにいさまたぶらかす汚らわしい外地女がぁっ!!」である。


●ヒロインは三人。攻略対象という意味ならば二人のみ。そんな少なさからは想像できぬシナリオ量を誇る大作――もとい「耐作」。

●有名な「制作に時間がかかった18禁ゲーム」の一つ。十年越し(それ以上とも)の時点で常軌を逸している。こうなると……むしろ「待作」か。

●システム面の特徴は二点あり、第一にゲームモード選択。これは文章が画面全体に表示される「ノベルモード」と、美麗な絵を堪能できる「ウインドウモード」をセレクト可能。第二に外国語の表示。織田舞子らが話す中国語、その音声と文章を日本語に切り換えることができる。

●四十八ものエンディングを有し、ストーリー分岐も複雑怪奇。少女の最たるハッピーエンド「夏日1」「夏日2」、こちらを例に挙げると……両エンドまでの選択肢数は八十五で、エンディングによっては九十を上回る。およそノーヒントなぞ無理な相談で、後に「ヒント機能アップデートファイル」が公開された(こちらでダウンロード可。修正ファイルとセット)。

●濡れ場の数もイカれており、シーン回想を数えてみたら百十四あった。それ目的で購入するにせよ、楽しめるのは中盤以降となる。原画担当のTonyさんは人気が高いものの……絵だけを目当てに買うのは厳しいか。

●総じて無駄に長い。大正の時代を表現する、レトロな雰囲気の筆法が特徴的ながら……一分で済むことを十分以上かけるがごとく冗長な描写が多い。エンディングも同様で「失格(1~3)」「罠(1~3)」などのナンバーのみ違う結末は、ややテキストが異なる箇所が存在するだけ。四十八エンド中の十以上が、こうした無駄なバリエーションとなっている。

●「長い」より問題なのが「くどい」。あるいは「しつこい」。似た場面が延々と繰り返され、少女の食事シーンは我慢大会にも等しい。「あかい草」など説明不足も目立つ一方、説明せずともいいことばかりを――例えば「黄金きんの髪」といったワードを幾度も幾度も読ませられる! やはり多用される語の一つに「あまやか」があったけれど、空腹に甘すぎる菓子を吐き気がするほど詰め込まれる気分。

●主人公が非常に残念な男。選択肢次第でコロコロ性格が変わるのに、それでいて無能なのは変化なし。大抵のルートで淫欲の権化と化す。探偵となる舞子ルートでのみ知性を見せたかと思いきや……舞子が超人すぎて勝てぬという悲しさ。


 ――備考。

●残念な主人公だと、ヒロインも男の趣味が残念ということになってしまう。まさしく第二のヒロイン、義妹である矢旗澤香純がコレ。……ところで白木屋火災の九年前(本編。外伝シナリオはその前)に、とりわけ服装に頓着しない香純が下着を着けているのは、時代を考えると少々おかしい?

●香純との食事は、いつも判で押したようにスープのみ(メニューの差分さえ用意されない)。このため子爵家なのに極貧のイメージがある。こうした家柄と離れた印象は、ゲスト的に出てくる『女郎蜘蛛』の北畠蝶子にも通じ、なんだかんだでヒロインでは香純が唯一好きだったりする。


 推奨度――C。


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Author:わたげor火山
多忙で放置しがちになってしまったブログです。久々にエロゲーやりたい。

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