グリザイアの果実 -LE FRUIT DE LA GRISAIA-

 一言で表すなら、「トラウマバスターズ! なのよさ!」である。


●フロントウイングが十周年を記念し制作した化け物タイトル。原画担当を「渡辺明夫×フミオ」とし、六つのボーカル曲も人気の歌手がそれぞれ歌っている。過剰に力が入っており、萌えゲーアワード大賞での金賞獲得も納得。

●脚本量も圧巻。ただでさえボリュームがあるのに、シーンの流れが単調なため(必ずと言っていいほど主人公の観念的なモノローグから入る。起承転結がしっかりしすぎている感あり)余計に長く感じた。

●各ヒロインにハッピー&バッドエンドは一つずつ。榊由美子以外のバッドは悲惨なもので、なぜそんな結末を用意したのか理解に苦しむことも多々あった。肯定的に受け入れられるのは……周防天音シナリオくらいか。

●ハッピー・バッド共に最も認められなかったのは入巣蒔菜シナリオ。シーンタイトルも「セカイ樹の種」ばかりで(天音シナリオの「エンジェリック・ハゥル」を上回る最多)適当な印象を受けた。ただ蒔菜シナリオのみ回想シーンが短く、その点は評価したい。他のヒロイン長すぎ。

●無駄に長いにもかかわらず、何かと消化不良感も強い。風見姉弟を中心に語られぬ事柄が散見し、続編の『迷宮』『楽園』にて補完される構成となっている。……フム(主人公の口癖)、最悪に近い商法だという自覚はあるのだろうか?

●続編を含むと、大抵の女性キャラに濡れ場あり(本編開始時には故人である、実の母親や無関係なバスケ部員にも!)。なお一部の例外を除き、ほぼ全て主人公に股を開くシチュエーション。だいぶ無理があった。

●システム面が充実しており、システムボイスは七人と一匹の猫より選択可能。なにゆえ畜生がいるのかと思えば、そんな「システムボイスの意外担当」は続編にもいた。唯一マシなのが『楽園』。逆にイカれているのが『迷宮』。

●おまけの豊富なバリエーションも特筆に値する。シーン回想(濡れ場を除く全般)とHシーン回想、BGM・ムービー観賞も当然のごとく備え、うれしいのはシークレットコンテンツの存在。システムボイス・壁紙・アイコンがダウンロードできる。


 ――備考。

●大ヒットという俗な目標が掲げられ、その実現は発売前から半ば確定していた。そして発売後は半年も経たずにPSPへの移植が発表されたという……。失敗するに違いないと見ていたテレビアニメ版(パンツ多し)も、大胆なストーリー構成で意外な良作となっている。原作よりいいと感じる箇所も少なくなかった。

●ヒロインの物語より主人公の過去編のほうが面白いのだけれど、しかし過去編のある『迷宮』は他がひどい。しょーもない濡れ場と、それ以上に吐きたくなるほどつまらないショートショートシナリオ集。また『楽園』は過去編の後日談がメインとなるものの、無駄に満ち満ちた超展開のオンパレードはギャグでしかない。ここで推奨度がワンランク下がった。


 推奨度――B。


『グリザイアの果実』 2011.2.25発売予定
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Author:わたげor火山
多忙で放置しがちになってしまったブログです。久々にエロゲーやりたい。

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