穢翼のユースティア

 一言で表すなら、オーガストの本気(アーネスト・オブ・オーガスト)である。


●かつて神は傲慢な人類に怒り、大地を見捨てた。崩壊していく世界。だが唯一祈りを忘れていなかった聖女が許しを請うと、最後に残った都市は天に浮上。聖女とその敬虔な信者だけが滅亡より救われた。――それから約五百年。世界でただ一つ残った浮遊都市が舞台。

●ハードな世界観のダークファンタジー。明るい萌え系ばかり制作してきたオーガストでは相当の異色作となっており、メーカーのファンであればこそ趣味に合わない可能性もある。

●ほぼ一本道なので進行に苦はなし。ヒロインに対して好意的な選択肢を選んでおけば分岐が発生する。ゲームの難易度としてはハードどころかイージーそのもの。

●「ヒロインを選ばないことで次の章に進む」方式。一見するとヒロインたちを切り捨てられていく感があり、好個の例としては実際に見殺しにしていく『あした出逢った少女』などが挙げられる。本作にバッドエンドはないため悪夢の再来にはならない。そこは安心。

●明確な主人公が存在していながら群集劇としても成り立つバランスは見事。いわゆる「空気」のキャラクターは皆無で、選ばれなかったヒロインたちもフェードアウトすることなく物語を盛り上げる。

●システム環境も不足なし。BGMの曲名表示は蛇足機能としか思えないけれど(どの曲名も気取った横文字なのが気に障りもした)……それはそれとして主題歌もいい。オープニングムービーは必見。

●この系統のゲームにしては濡れ場も多い部類。一ヒロインにつき四つある。聖女のみ三つだが、代わりに3Pが用意されているので結果オーライ――と見るかは性癖によりけり。個人的には大いにオーライ。それらとは別に娼婦三人との濡れ場も存在する。こちらは4Pになるわけではなく個別。惜しいと見るかは性癖によりけり。


 ――備考。

●カイム・アストレアは自分好みの主人公像だった。最終章だけへたれるのはご愛嬌。バカみたいに火酒を飲みまくるのもご愛嬌。尻ばかり見せるのもご愛嬌。……アレ? 本当にこんなのが好みなのか自分よ。

●前史のストーリーが、全六章のドラマCDとしてリリース中。ヒロイン五人に加えて、あのトラウマお姉さんの娼婦時代も。見るからに作中トップクラスの巨乳、プラス娼婦となれば濡れ場はないほうがおかしいのでは……? 悲劇は往々にして不条理なものだという証の一つ。

●初回版が発売される前月、掛け値なしの悲劇である東日本大震災が起きた。「大崩落」の描写は大震災を強く連想させるもので……発売が自粛されなかったことに感謝。制作や発売が中止となったり、中止にはならずとも延期される運びとなった作品(ゲームに限らず)は少なくない。


 推奨度――S。


『穢翼のユースティア』は2011年4月28日発売予定です。
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